りゅう坊です。
20年前、うちの奥さんの希望で
ウッドデッキ(3.5×4.0m)を手作りしました。
仕事をしながら、夕方と週末を利用して、
なんと14日で完成することができました!
ウッドデッキを
自分で作りたい人へ向けて、手順と実際、自分が
買った材料や費用を徹底的に紹介しています。
キットを購入するか手作りするか迷っている人の
お役に立てる記事なので、是非最後までご覧ください。
【ウッドデッキ】DIYの手順と自分が買った材料と費用を徹底紹介!
材料を買い揃え14日間をかけて
手作りした、ウッドデッキの手順を初め、
気になる材料費も徹底的にご紹介します!
掛かった費用
ぶっちゃけ約10万円!
【デッキ部】
・デッキ天板(140×3500×40mm)
・骨組み(140×3500×40mm)
・支柱(90×90×300mm)
【基礎部】
・コンクリート基礎束石
【その他】
・コーススレッドビス(75㎜)
・木部浸透性塗料
では、手順にいってみましょう!
【手順1】基礎部
基礎部は、デッキを支える土台です
邪魔くさがらずに丁寧に!
1.場所を選び、大きさやデザインを決める
つくる場所は、あらかじめ寸法を測って
大きさを決め、雑草を抜いて水たまりに
ならないよう、平坦にならしておきます。
デザインは、1段、2段、バーゴラなどの
屋根付き、フェンス付き、などのように
カタチを決める必要もあります。
2.サイズ入りの図面を描いてみる
マンガチックでもいいので、
イメージするデッキのカタチを書いて
みましょう、いわゆる組立図というものです。
3.土の硬さを知る
基礎をつくる地面の硬さによって
基礎を埋め込む深さが変わります。
硬さの具合によって大きく3つに分けました。
1移植コテで掘れる硬さ
砕石に置き換えることにより強度を持たせる
2スコップで掘れる硬さ
砕石を加えることで強度アップ
3尖ったものでほぐす硬さ
基礎を直接置いてもいいが、埋込むのが良い
4.四隅は直角になるようにする
二つの方法(三平方の定理・対角線)があります。
三平方の定理(大型の定規を自作)
ここでの計算は、
対角線=√(底辺の2乗+高さの2乗)
たとえば、四隅全体の大きさが、
縦1.6m、横3.4mであれば、
計算式 √(1.60×1.60)+(3.40×3.40)となり、
対角線の長さは、3.76mとなります。
対角線(対角線の長さを測る)
※関数計算の付いた電卓を使うと時短できます
5. 支柱を建てる
束石を設置したら、支柱を建てます。
天板がうまく乗らないことになってしまうので注意しましょう!
支柱の頭部分が、根太から飛び出ないように
支柱の高さは10㍉程度短くしておきます。
支柱同士の高さは、ピッタリと水平が
合わなくても大丈夫です。
なぜなら骨組で水平をとれば、いいので
少しの誤差は、気にしなくてもOKという
わけです。
*支柱は垂直に建てる
支柱同士の高さは、合わなくても良いですが、
垂直になるようにきちっと測ります。
※きっちり水平や垂直にするために、
水平器がお勧めです。
6. 骨組をつくる
骨組のつくり方も数種類あるが、
今回は支柱を根太で挟み込んで固定します。
サンドイッチ工法で行う。
うんちくに興味のある人は、
どうぞ読んでみてください↓
この手法は、
ステージ(天板)を張る際に高さが出しやすいのです。
一般的にウッドデッキ製作に重宝されている工法。
ビス止めの位置を決め、固定する骨組みの全体長さを
再確認します。
板材に墨付けができたら、いよいよステージに
取り掛かります。
天板の間隔を1㎝程度の目地を設けて固定します。
ステージを張る前に今一度、全体の長さを確認して
注意点や弱点について理解しておきます。
土台としての支障を来たす最大の要因は、
劣化による木割れ、この症状になると、
いくら堅固に製作してあっても支障が出ます。
この状態になると寿命と考えないといけません。
修繕方法は、部材の交換をすることになります。
土台にとって支障を来たす最大の要因は、
劣化による木割れです。
この症状になると、いくら頑丈につくって
あっても支障が出る場合があります。
この状態になると、寿命と考えて賢明です。
修繕は、部材の交換となり、メンテナンス次第で
長くて15年以上は、交換せずに維持できます。
このことから、根太と支柱を支えているビスが
大きなカギとなります。
なぜなら、ビスのサビや劣化が木材に大きな
影響を与えるのです。
なので定期的に点検をして、ビスの劣化具合を
観察する必要があります。
ビス選びは、サビにくいステンレス製のものを
使用することをお勧めします。
骨組みを組んでいく
①外周の根太材を取り付ける。
取り付けの高さは、デッキの表面になる天板の
厚さ分を差し引いた高さを1箇所出し、水平器を
使って固定していきます。
四隅の直角は、さしがねで、
きちんと確かめることをおすすめします。
②内側の根太材を張る。
外周の根太に合わせて取り付けていきます。
③根がらみを張る。
根がらみは、根太の補強を兼ねて取り付けます。
ポイント
外周の根太で全体の水平度が決まる
①の作業によって水平度が決まって
しまうので、時間をかけ丁寧に取り付けます。
骨組みの材料は、長さがあるため一人で
作業する場合に支えが必要となります。
固定するクランプがあると便利です。
ホームセンターで購入できるため、
リサーチしてみるといいと思います。
特にプラスチック製の軽量タイプがお勧めです。
ビスの長さは、材料の厚さの2倍が目安
部材と部材を固定するため、
部材の厚さの2倍程度にします。
下穴を開ける必要性は?
レッドシダーのように軟度な部材であれば、
下穴なしで打込むことができます。
硬い部材を使用する場合は、木割れ防止と
打ち込みやすくするために開けたほうが効果的です。
【手順2】デッキ部
デッキ部で重要なのは、水平
こまめにチェックしよう!
天板は隙間をつくる
雨水が天板にたまってしまうのを防いだり、
通気性を良くするために天板の間隔は、
5ミリから1センチぐらいの隙間が理想です。
治具(ジグ)を使うといいです。
天板のビス止め位置を決める
ビスを打ち込む位置は、
”墨つぼやチョークライン”を使って印を付けます。
ビスの頭がそろっていると見た目もいいし、
打ち込むときも手際よく打ち込めます。
ビスの頭部分は、ステージ板より低く
ビス止めの際、頭止めは天板の面より少し、
潜らすぐらいが理想です。
数字的に言えば、1ミリから2ミリ程度。
つまづいたり、引っ掛かったりする危険性が
あるので十分注意しましょう。
ビスの打込み本数
1箇所あたり2本打ち込みましょう。
【手順3】塗装
将来的に劣化しやすい箇所を把握しておく
天板の設置が終わると、
あとから塗装のできる箇所限定されます。
・天板の上面・骨組みの外周、支柱の露出している部分
その他の塗装箇所は、
組み立て前にしっかり塗装しておきます。
塗装がやりづらい部分
・天板の下面、側面、木口
・骨組みの外周内面、全面
・支柱の見えない部分
雨水によって特に劣化が進行する箇所
・天板上面は、屋根がない場合、常に風雨にさらされる
・ステージと骨組みの接合部は、湿気が滞留しやすい
・骨組みの交差する接合部は、湿気が滞留しやすい
・天板の側面、木口は、雨水が常時、流れ落ちるため腐食しやすい
メンテナンス時の最重要ポイントを理解しておく
メンテナンスを繰り返せば、20年程度は
維持できるでしょう。
あくまで、骨組みと支柱を支えているビスが
カギを握っているので、定期的な点検と
塗装の塗りなおしが必要になります。
自分が買った材料と費用
今回は、数あるデッキ材の中で、最も人気の高い
ウエスタンレッドシダーを使用しました。
使った素材の長さや数、価格をあげてみます。
コンクリート束石(H=15㌢)12個@600¥7,200
支柱用角材(L=1㍍20㌢)4本@1,470¥5,880
根太材(L=3,600)6枚@3,480¥20,880
根太材(L=1,800)8枚@1,320¥10,560
天板材(L=1,800)24枚@1,320¥31,680
ビス(SUS 200本入、L=75㍉)2箱@1,750¥3,500
塗料(浸透性・水性、3.4㍑)2缶@6,810¥13,620
セメント(25㎏)1袋@400¥400
砕石(25㎏)2袋@1,500¥3,000
モルタル用の砂(20㎏)1袋@300¥300
合計 97,020
気を付けるべき3つの事
気を付ける1つ目
デッキ下は、天板で隠れてしまうため
準備段階に処理しておくことが大切です
デッキが完成してしまうと、後から
水溜まりの処理など対処がやりづらくなります。
準備の段階で済ませておくことが大事です。
よほどの湿地帯でなければ、砂利などを敷いて
水捌けを良くしておけば、大丈夫です。
雑草が気になる場合は、防草シートを
敷き、その上から砂利で押さえると効果的です。
気を付ける2つ目
デッキの仕上がり高さは、
家屋に合わせるのがベスト
なので、実際に場所を測って考えておく
家屋から出入りするようにするのであれば、
しっかり高さは抑えておきましょう。
窓枠に合わせるなら全体から使用する材料の
厚さを引き算するとわかりやすいです。
気を付ける3つ目
完成イメージを
できるだけリアルにしておく
材料の準備に役立ち、スケッチやメモで記録に
残しておくと、後々のメンテナンスにも便利です。
【ウッドデッキ】DIYの手順と自分が買った材料と費用まとめ
大事なのは、計画と準備です。
段取り八分という言葉があるように、
その場合わせは時間と材料のムダになります。
手順を含め、準備がとても重要です。