改めまして、りゅう坊です。
今回は、自分について、
人は意外と自分のことを知らない、
わかっていない、という話です。
自分のことを知っている人は明知の人
次のことばをご存じでしょうか？
知人者智、自知者明（人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり）
これは、老子（中国の哲学者）のことばです。
他人のことをよく知っている人は智者であり、
自分のことをよく知っている人は明知の人です。
人間というものは、
とかく他人の欠点を指摘したりします。
逆に自分の欠点を見抜いて指導を
受けられる人は、かなりの人物です。
これがなかなかできない。
自分を知って修正するということは、
簡単そうで非常に難しいのです。
ついつい自分を棚に上げて、他人の
行動や言動を指摘してしまいます。
自分を知るということ。
なかなかできないものです。
これも人間が持ち合わせている
特性なので、真面目に向き合わないと
知ることができないのです。
自分を知るためにどうしたらいい？
◇自己理解をする
自分の強みや弱みを知ることで、
それ活かすための重要なステップになります。
また、本質や価値観を理解することで、
より適切な選択や行動を取ることが
できるようになります。
◇自己成長の基礎となる
自己理解が深まることで、自己成長の
基礎が築かれます。
自分の成長に必要な要素や課題を明確に
することができ、それに向けて努力する
道筋が見えてきます。
◇他者理解の土台にする
自分を理解することは、他者を理解する
ための第一歩でもあります。
自分の感情や反応を知ることで、他者の
感情や立場にも共感しやすくなり、より
良い人間関係を築くことができます。
実践してみるといいもの、４選
１．自己分析
SWOT分析や自己診断テストを活用して、
自分の特性や行動パターンを客観的に把握します。
２．内省の習慣
定期的に内省の時間を持ち、日々の出来事や
自分の反応を振り返ることで、自己理解を深めます。
３．フィードバックの活用
周囲からのフィードバックを積極的に
求め、自分の見えていない一面を知ります。
４．新しい体験への挑戦
新しいことに挑戦することで、自分の
能力や限界を知り、自己理解を深めます。
自己分析方法のSWOT分析とは？
組織や個人の戦略の立案や意思
決定に役立つ分析手法の一つです。
次の４つの頭文字からきています。
以下、内容について解説します。
Strengths ｽﾄﾚﾝｸﾞｽ（強み）
内部要因は、自分や組織が他の
人よりも優れている点や得意なことです。
強みを把握することで、競争で
優位に立つための基盤となります。
Weaknesses ｳｨｰｸﾈｽｽﾞ（弱み）
内部要因で、自分や組織が他者よりも
劣っている点や改善が必要な点です。
弱みを認識することで、リスクを軽減し、
成長のための課題を明確にします。
Opportunities オポチュニティー（機会）
外部要因で、自分や組織にとって
有利に働く可能性のある環境や状況です。
機会を活用することで、新たな成長の
チャンスを見出すことができます。
Threats スレット（脅威）
外部要因で、自分や組織にとって
不利に働く可能性のある環境や状況です。
脅威を認識することで、潜在的な
リスクに対する準備ができます。
SWOT分析のメリット
- 自分のことがよくわかり、
どうすればいいか考えやすくなります。 - 自分のことと周りのことを
バランスよく考えると、
しっかりした計画が立てられます。 - 得意なことをもっと伸ばして、
苦手なことを克服するための
具体的な計画を立てることができます。
己（自分）を知るということは？
つまるところ、己を知るということは、
「自己理解と自己成長の基盤を築くこと」です。
自己認識が深まることで、目標設定、
ストレス管理、人間関係の改善、
そして全体的な幸福感が向上します。
人は、自分のことが一番わかっていないと
考えます。今一度、自己分析をしてみると
明らかになっていくと思います。
SWOT分析を用いて、自己分析シートなる
ものを作成してみるのがいいです。
内容は、
※強みと弱み
自分の得意なことや苦手なことを
リストアップします。
※価値観
自分が大切にしている価値観や
信念を明確にして書き出して
みるのがいいです。
※目標
短期的・中期的・長期的な目標を
設定して、それに向けた具体的な
行動計画を立てます。
とにかく、拾い出していくと、
徐々に自分の持ち合わせている
要素がわかっていきます。
今回も参考になれば、幸いです。
